ダイハツディーゼル株式会社
摂南大学
工学部卒業
小さい頃の夢は大工でした。材木を集めて、友達と一緒に「家」をつくったこともあります。いつしかクルマ、中でもエンジンに興味を持ち、おこづかいを貯めて買ったエンジンの本が当時の宝物でした。
8:00
自宅を出る。通勤にかかる1時間で今日一日の大まかなスケジュールをたてる
9:00〜10:00
電車の中でたてた予定に従って、仕事をこなしていく。今日は部品の発注から。先に済むものは済ませておくことが仕事を溜めないコツ。
10:00〜12:00
CAD(コンピュータを使った設計システム)を使っての設計業務。まず下描きを作って上司に見てもらう。自分では気づかないことを教えてもらって、またちょっと賢くなった気分に。
12:00〜12:45
昼食。食堂には工場の中を通っていく。製作途中のエンジンがあり、何かヒントになるものはないかとついつい立ち止まってしまう。
12:45〜12:50
ミーティング。連絡事項などが中心。週に1回、情報交換や相談のできる会議もあります。
13:00〜18:30
今日の午後は、愛用のヘルメットと耳栓をもって、工場でエンジン製作のエンジニアと打ち合わせ。理想と現実がぶつかることもあるが、あきらめることなく、最後まで努力を続けるのがモットー。
19:00
会社を出る。最近は自転車(ロードバイク)に夢中なのだけれど、仕事が終わってから聞く上司の体験談も、実は同じぐらいにおもしろい。
中学生の頃からエンジンに興味があって、大学でもエンジンの研究室、そしてクラブでもエコランコンテスト(1リットルのガソリンでどれだけ長い距離を走れるかを競う競技)にとりくみ、まさにエンジンづけの生活でしたから、仕事ももちろんエンジン関係の仕事につきたいと思っていました。
エンジンといっても、いろんなエンジンがあるんです。いま手がけているのは、主に客船や貨物船の中で発電用に使われるエンジン。ほら、船の中でも電気をたくさん使うでしょ?だから船の中には発電専用のエンジンがのせられているんです。大きさは軽自動車くらいから大きいもので大型バスくらい。1つの船に2台から4台のエンジンがのせられます。使い方や置き場所によって、その船専用に仕立てる必要があり、仕様書と呼ばれる設計のためのいろんな条件が書いてある書類をもとに、実際にエンジンを組み立てる人たちと相談しながら、設計図をつくるのが仕事です。
一度取り付けられたらその船の寿命が来るまでずっと働き続ける、大切な設備を作っているんですよ。
みんなの知らないところで一生懸命働いているお父さん・お母さんに似ているかな。ちなみに同じような仕事をしている会社は日本の中で当社を含めて2つほどしかなく責任重大です。
自分が設計して、期待通りに動いているエンジンを見ると、やっぱりうれしいですね。いまの仕事は、大げさにいうと、世界にひとつのものをつくる仕事。すべてオーダーメイドで2つと同じ設計のエンジンはないんです。
振動・燃費・排ガス規制値など、いろんな条件を組み合わせて、求められる条件にぴったりのエンジンをつくることができたら、最高ですね。
自分の好きなことに、とことんこだわってください。あ、でも学校の勉強はしておいたほうがいいです(笑)。それからゲームもいいですがプラモデルや模型を作ってみてほしいですね。新たな発見があります。
どんなことでも、見ているだけと、実際に触ってみるのとでは大違い。本当の面白さを知るにはやっぱり実際に自分で経験して、自分が「面白い!」と感じられる点を見つけることが大切だと思います。