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先輩メッセージ

豊田竜也
先輩メッセージ
パチンコの玉も凸凹(でこぼこ)に見える!?
関西大学 システム理工学部 機械工学科 4年生豊田竜也
壊れた電化製品の分解から、テレビで憧れたロボットづくりへ。自動車本体から、自動車を構成する重要な部品であるベアリングへ――。機械いじりが好きだった少年は、今、自動車部品をつくるエンジニアを目指しています。「実験が好きだったので、中高生のときは何でもっと実験をしないのかと思っていましたが、工学部に入ると毎週、実験とレポートの繰り返し。遊ぶ暇もバイトする暇もないくらいです」(笑)と豊田さん。
小さな半径で回れる電動カートづくりに挑戦

今取り組んでいる研究テーマは、電動カートの旋回性能の改善です。旋回性能が悪いと、狭い道だと曲がりにくかったり、対向車とぶつかったりする危険性がでてきます。そのため、後輪を軸に、より小さい旋回半径で回れるようにするのです。でも、旋回性能を上げると、ドライバーにかかる遠心力が大きくなってきます。ドライバーが正常な姿勢を維持して、安全に電動カートを運転できるようにするためには、運転席を改善して体の軸がぶれないようにしないといけない…。
 
ただ旋回性能を向上させればいいだけでなく、運転席の改善もふくめ、いろんな課題を克服しなければなりません。まだ取りかかったばかりですが、いろんな課題に取り組むのは面白いし、とても勉強になります。それに、電動カートは体の不自由な方の移動を助ける機械。やりがいもあります。

目指すはベアリング・メーカーのエンジニア

小さいころ家の電化製品が壊れると、それをもらって分解して遊んでいました。「どうして動くのか」「どんな構造になっているのか」に、すごく興味があったんです。大学も機械いじりができる工学部に進もうと考えていました。その中で関西大学を選んだのは、システム理工学部のロボットの研究にひかれたからです。子どもっぽい動機かもしれませんが、小学生のときに見ていた「テレビのヒーローもの」に出てくるロボットが好きで、自分であんなロボットがつくれたらいいなと思っていたんですね。
 
でも、システム理工学部の機械工学科に入ってからは、自動車に興味をもつようになりました。自動車には、時代をリードする高度な技術力が注ぎ込まれているからです。研究室で電動車いすや電動カートの改善にとりくんでいる中で、自動車への関心が高まりました。電動車いすも電動カートも自動車も、基本的には同じ構造です。機械工学科のよいところは、ロボットから自動車、産業機械まで幅広い分野を学べることです。

中でも関心をもったのが、自動車に100個以上使われているベアリングです。電動カートの旋回を制御する部品としてもベアリングは使われていますが、自動車部品の中でベアリング以上に使われているものは他にありません。それに、自動車部品としてベアリングは、ものすごい精度や精巧さでつくられています。あるベアリング・メーカーの人に話を聞くと、「パチンコの玉でさえ凸凹(でこぼこ)だらけに見える(=それ以上の精度を追求している)」くらいだそうです。ベアリングに注がれている技術って、すごいと思いませんか。

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